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木造住宅の耐震診断!!

設計部の小泉 範昌です。

今日は名古屋市中村区で木造の耐震診断に行ってきました。

名古屋市から委託された業務ですが、昭和56年(1981年))以前の木造住宅を対象としています。

診断した建物は昭和41年(今から46年前)に着工された住宅です。

この時期に建築された方のほとんどが設計図や確認申請書は保存されていないのですが、

お施主様は、しっかりと保存されていました。GOODです!!

昔の思いを語りながら診断前にヒアリングをしましたが、なんとか家を再生させてあげたい!

診断は約2時間で、外観、内観、床下、小屋裏をチェック。

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 ↑ 換気口のひびわれ 1.1mm~1.4mm ありました。
(クラックスケールにて測定)
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 ↑ 水平器で測定。ここはオーケー。
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 ↑ 全て非破壊検査ですが、床下点検口がないため畳上げをして床下をチェック。

今では、役所の検査が厳しくなり図面と現場の不整合は少なくなりましたが、

当時の建物は大工さんによる調整で、図面と現場の相違が少しありました。

診断時にも少しあり。

来月に診断結果の報告書と一般的な補強方法の説明に伺います。

思い出の詰まった家を再生させてあげたい気持ちで、いっぱいになりました。